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T教諭に捧ぐ③

 できあがったU字釘を、早速、運動場に打ち込んでみました。案の定、曲がってしまったり、U字の部分が広がるばかり。やはり、焼き入れをしないとだめなようです。専門家に問い合わせると、青酸カリが最も焼き入れに適しているという返答が。しかし、取り扱いできる人間がいないので、廃油で焼き入れをすることにしました。
 近隣の小学校の陶芸釜を借用し、保護者が経営するガソリンスタンドから廃油も調達し、焼き入れ作業開始です。夏季休業に入ったばかりの暑い中、沸騰する廃油から炎が立ち上がるような危険な作業でしたが、無事、目標の2000本を超えるU字釘を用意することができました。
 夏季休業中に運動場半面の改修工事が終わり、運動会に間に合わせるために、2学期の最初はU字釘打ちの職員作業が連日続きます。これを2年続けて行ったのですから、一部の職員から愚痴が漏れるのも仕方ありませんでした。
 これらの作業を、T先生抜きで行えたかというと、それは絶対になかったでしょう。予算の関係から購入できないものを、代替品でまかなったり、手作りしてしまおうという発想は、経験の少ない自分では沸いてこないものでした。近隣の小学校の陶芸釜の借用の手続きや、廃油の調達など、その動きの素早さにも驚きました。そして、何より、職員の中から漏れる愚痴に対してたじろぐ私に、「ここは、絶対に引いてはいけない。やってしまわなければならない仕事については、先送りにすることはできない。」と、後押ししていただいたことです。そこには、ただ単に「頑固」な姿があるのではなく、日頃から率先して動き、他人の目のないところで、みんなが動きやすい環境を作っておられたからこそ、「引かない」姿を見せることができたのではないかと思っています。
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