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T教諭に捧ぐ④

 転勤して3年目、再び5年生の担任を命ぜられました。在籍120名の3学級でスタートする予定でしたが、春季休業中に転入があり、4学級編成となりました。異動してきた校長の最初の仕事が、講師の手配と、5年生の担任の再編成でした。急遽、低学年で決まっていた経験豊富な先生が5年生に入られました。
 ところが、今度は年度途中での転出が相次ぎ、6年生では3学級編成となることが決まりました。その頃は、2年間持ち上がるのが通例となっていたため、どのように編成し直すのか、重大な問題でした。
 春季休業に入ってすぐの頃だったと思います。T先生から声をかけられました。「おまえが下りるべきではないか。」確かに、学年の構成を考えたときに、1人は初めての高学年で、6年生を経験すべきでした。もう1人は、この学年を最後に転勤が決まっていましたので、最後の花道として6年生を。もう1人は、急遽あがっていただいた先生ですから、下りてもらうわけにはいきません。となると、必然的に、下りるのは私となってきます。その足で校長室に出向き、卒業まで関係を維持できるように、理科専科と引き替えに、学年を下ろしてもらうように進言しました。
 その6年生の卒業式の日、私の担当は「放送」でした。「放送」を担当すると、卒業生が校門を出て行くときのBGMを流さなければならず、子ども達の最後の見送りができません。それを割り振ったのは、T先生でした。その割り振りに納得できなかった私は、卒業式から数日後、T先生に食ってかかりました。「卒業式は、卒業生と、その担任のためのものや。そこへ、おまえが顔を出したら・・・。」確かに、その通りです。私の浅はかさを事前に見抜いた配置。さすがです。
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