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T教諭に捧ぐ⑧

 T先生より1年早く異動し、3校目の3年目から教務主任を経験することとなりました。ここでも、T先生の教えを生かすことができました。できるだけ細かく提案することで、個々の職員の役割を明確にしていきました。特に、若い職員の供給が全く止まっていた時期でしたので、分掌会議や職員会議を簡素化し、余裕の出た時間を活用して、研修の内容を深めることができました。
 やがて、3校目を離れるときがやってきました。定年まで、残すは9年。最後に勤務する学校は、その学校の創立当初からT先生がおられた学校にしようと、勝手に決めていました。普通ならば、第1希望に挙げた学校は、まず外されます。しかし、この時は、転勤希望に、迷わずその学校を第1番の希望としました。念ずれば通ずることがあるものです。希望通り、その学校に転勤することができました。
 その学校は、T先生にとっても、思い出深いものであったことは間違いありません。地域の協力を得てビオトープを作ったときも、真っ先に駆けつけてくださいました。「この窪地は、もともと池にしたかったのだ。通路脇に川を作り、蛍の飼育もしてみたかったなぁ。」などと、当時の教職員の夢を聞かせてくださいました。
 T先生の足跡がいっぱい残る小学校で勤務を終えることができたことは、とても幸せでした。若い職員も増え、T先生が私に与えてくださったことの何%かは、次世代に伝えることができたと思います。
 互いに退職者となったこのタイミングで「今時の若いやつは・・・」をあてに、ちょいと一杯といきたかったのですが、今では叶わぬ夢となってしまいました。きっと今頃は、蓮の花に囲まれ、閻魔様やお釈迦様と一緒に、杯を交わされていることでしょう。
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